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鉄道模型1

昭和30年代の情景を作る!

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2009年9月開始

c57a

KATOの 蒸気機関車

貴婦人ことC57→

客車は

オハ31

オハニ30

車両全体に剥き出しのリベットが重厚

後ろ半分は荷物室。赤い帯は3等車だとか

oha31ohani30

この3両を連結すると・・・

sl

さらに

d51

SLの代名詞D51→

スハフ42

下左

スハニ32

下右

suhahu42suhani32

この3両の連結は・・・

sl1

SL以外は

気動車キハ17の2両編成

TOMIX製

kiha17

レイアウトの手始めに、線路の配置を決めた

KATOの車両は、最小回転半径が249㍉だ

tetudoua

メイン駅の構内は複線対向式ホームで跨線橋も付けたい、となると結構な長さが必要だ

1340×750㍉のベニヤ板が与えられたスペースになった

メイン駅

先ずはメインとなる駅を配置する

駅前の町並みは舗装されているので、グレーのプラ板を張る

左の空間はトンネルと山、右下の水色部分は海になる予定

tetudoub

ログハウス=櫟落亭の晩酌箱の前に置く↓

tetudou
zenkei

ジオラマの上に透明な天板を敷き、列車が走る情景を眺めながら酒を酌み交わすという趣向だ

町並みがほぼ整った

中央部分下の切り込みは、一段(6cm)低くなって、川が流れ、鉄橋が架かる予定

メインとなる駅のモデルは生まれ故郷の蔵本駅

さて

JR徳島駅から二つ目の蔵本駅は、今も昔のままの木造駅舎だ

kuramoto1

駅前広場は、小学生時代夏休みのラジオ体操、お盆には町内の阿波踊り大会で踊った懐かしの場所だ

KATOに良く似た模型があった

ローカル駅舎セット

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kuramoto2

シリーズには跨線橋もあって、それを付け加えたらますます似てきた

駅舎の屋根や壁、跨線橋の壁などの色を塗り替え、駅名看板を取り付けた

駅のトイレも有るべき位置にちゃんと有る

よく似ている

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イメージがどんどん膨らんでいく

その蔵本駅近くにある

常磐旅館

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大正中期に建てられた純木造一部3階建て

子供の頃は3階建ての建物が珍しく、ずいぶん高いなあと思ったものだ。自分にとって蔵本の町のランドマークだった

徳島市の中心部は戦争で空襲を受け焼け野原となったが、蔵本の町並みは戦災を免れたのでこの常磐旅館は残った

一部三階建てという構造が珍しく、市販のストラクチャーではそれに見合ったものを得ることは難しい。写真右トミーテックの「駅前旅館」でそれなりの感じが再現できた

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常磐旅館の裏は日本庭園にしよう

まず池を配置する

茶色の地面はフェルト張り、池の水色はブルーのプラ板で表現した

池の切り欠きをもう少し大きくして、外縁部に石を置こう。そして池そのものの面積は今と同じくらいにする

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ryokana

→駅前タクシーと郵便局

蔵本タクシーはよく覚えている。あの頃もこんな感じだった。一階に車庫があって、、、

市販のストラクチャーではKATOに下写真のものがあるが、今は品切れ 。残念だが近々再発売だとか。それを待つ

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郵便局は全然覚えていないが、当時も多分あったのだろう。KATOの「地方郵便局」を使うが、ピンクの壁がちょっと派手

駅前の少し奥まった所に映画館があった。名は「平和劇場」。あった事は確かだが、郵便局同様どんな建物だったかは覚えていない。トミーテックの「劇場」で表現。

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映画館名は「蔵本平和劇場」。上映中看板は「笛吹童子」「紅孔雀」の「新諸国物語」にした

中村錦之助、東千代之介、大友柳太朗の絵看板だ。これだけで懐かしい!昭和30年代になった

大川橋蔵、高千穂ひづるもいる

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使用した右写真は、「東映ビデオ」から発売されている「新諸国物BOX」の宣伝ページ(下記URL)から拝借した

http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/shinsyokoku.html

※東映ビデオ様、勝手に使わせていただき、どうも済みません。そしてありがとうございます

稲 架 駅

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もう一つ小さな田舎の駅を作った

名付けて稲架(いなか)駅

使ったのはTOMIXの木造駅舎セットで

モデルは岡山県津山市にある美作滝尾駅だ

映画「男はつらいよ」最終話「寅次郎紅の花」の冒頭、寅さんが列車を待っていた駅だ

実際の美作滝尾駅には見事な松が植わっているが、こちらは満開の桜にした

また駅前は広場になっているが、こちらは川が流れる情景に変え、橋を架ける予定だ

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初めて植物を表現してみた

樹木の桜をはじめ、駅の周囲に植え込みを植え、地面に雑草を生やした

これだけでぐっと雰囲気が増してくる。面白い!

小 学 校

GREENMAX木造校舎セット。校舎の裏には小川が流れ、稲架駅前につながる

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私が通った小学校は、校舎と運動場の間に「袋井用水」という川が流れ、橋の横には川に降りる階段があった。よく川に入りザリガニを捕ったりして遊んだものだ。それを再現したかった

いよいよ地形製作に

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山や谷、地形の起伏は発泡スチロールと紙粘土でおおまかな形を作る

トンネル上の山は、独立していて、取り外しが出来るようになっているので、先ずはその部分に石膏プラスターを塗った↓

山の左手に池がある。底に色を塗り、水面は薄い水色のプラ板で覆った。水中の倒木が透けて見える。これは本にある作例を参考にした

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右下方の学校部分の地面はプラスター工作ではなく、手芸用のフェルトを張った。地続きの曲線線路に勾配があるため、滑らかな表面にしたかったからだ

運動場となる部分は濃い茶のフェルトで、アンツーカーの質感を出す

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↓地面をアースカラーで塗装し、緑色のパウダーを散布して草を表現。さらに寺を配置した

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あと、樹木を植栽すれば一応の完成だ。背景の空と雲の写真パネルもいい感じだ

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左の池。沈んだ倒木が透けて見える

右の森。葉はフォーリッジクラスター

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水面の波は木工ボンドの原液を塗って表現

幹部分は百円の人工芝をスプレーで塗装

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←これは川と鉄橋のある部分

地形的には一段低い

ここも独立して取り外す事が出来るので、他の部分とは別に作業が出来る

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山の池からの渓流と、学校からの小川が合流して、鉄橋の下を流れていく

ここも発泡スチロールと紙粘土の地形に石膏プラスターを塗り、アースカラーで塗装

フォーリッジ、パウダー、ライケン等で雑草や茂みを表現。荒れ地の原っぱは土色のパウダーを使用した

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鉄橋より下流の部分

河原には小石を配置し、バラストを撒いて砂地とした

木の橋を架け、橋を行き来する人の踏み跡は土色のパウダーで表現

なおここは車が入ってこられないので、轍の跡はない

日本庭園

駅前旅館=常磐旅館の裏庭にあたる日本庭園がほぼ完成

中央に瓢箪池。左はシンボルツリーの黒松。右下方面に庭園専用入り口の門構えがある

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逆サイド=旅館側から見た俯瞰

パーツ類はTOMIXの、その名も日本庭園セットを主に使う

ただし池の周囲と土塀際の石組みは、近所で拾ってきた本物の小石を並べた。3mmの小石が45cmの庭石になる

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←黒松の下に隠れた部分。石塔、植え込み、石組みなど

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池に片足を入れた灯籠はまるで兼六園だ

植え込みに隠れた小さな灯籠

巨石に見えるのは1.5cmくらいの小石

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←もう一度、最初の方角からの俯瞰

↓その下に、田舎道、溜め池、茅葺き農家と畑などができた

↓左側、継ぎ目が見えるのは「川と鉄橋」部分

右側、橋がちらっと見えているのは「稲架駅」↓

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別方角、高度を下げて、やや上空からのショット

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↓さらに高度が下がる

↓農家の前には橋が

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山の池から流れ落ちる滝

流れ落ちた水は岩床に当たって二段の滝となり、滝壷に流れ込む

右写真はその拡大

滝は釣り糸=テグスをボンドで固めた。滝壷の濃いブルーはプラ板、池と同じ手法で底が透けて見える。水しぶきの白はアクリル絵の具。岩は本物の小石を配置した

滝の左右のピンクはミツバツツジ、左下のピンクはレンゲ畑、のつもり。「稲架駅」の前庭では桜を満開にしたので、季節は春なのだ

滝からの渓流はレンゲ畑の横を流れ、「川と鉄橋」部分の地形につながる

レイアウト

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上部のテーブルを作った

天板は透明のアクリル

当初の目標「列車が走る情景を眺めながら酒を酌み交わす」ことがこれで可能になった

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2010年9月

建物に照明を入れる

鉄道模型2へ続く